老人のストーカーに身震いが止まらない 「執着者」の感想と解説&考察

ミステリー小説

『執着者』櫛木理宇

📁ミステリー小説 【私の評価】★★★★★(89点)

サイコサスペンスの作品です。

老人にストーカーをされるお話で、気味が悪い物語です。

しかもその老人、ストーカー行為を注意されると、素直に従いますし、よぼよぼなので、周りの人もあまり親身になって心配してくれません。

ですが、老人のストーカー行為はまた始まるのです。

そこに恐怖があります。

そして、老人がストーカー行為をする理由が、この作品の最大の謎になっています。

題名の「執着者」とは、ストーカー行為をする老人のことを指していると考えます。

ですが、この老人もまた何かに執着されているからこそ、そのような行為をせざるを得ないのだと考えると、この作品の深みが出てくると思います。

怖いながらも、読み出すと止まらない作品です。

是非、ご覧ください。

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