「小悪党」山崎将志
📁経済小説 【私の評価】★★★★★(90点)
日経Bizアカデミーに好評連載、書籍化された作品です。
太陽光発電の投資話に応じることにした主人公。
ですが、雲行きが怪しくなり、最後には衝撃な展開が待っています。
ビジネスというのは、どうしてもリスクがあります。
そのリスクをとってでもやろうと思わせるのは、信用力になります。
あの人なら会社経営を堅実にやってきたとか、人柄、積み重ねてきた仕事ぶりを信じられるかどうかです。
それからもう一つ。
ビジネスは、相手が一方的に損をするというのは、ビジネスとは言えません。
両方が得をする、両方が納得する、そういうものでないと成り立たない。
誰かをだまして損をさせて利益を得るようなものを、ビジネスとは呼ばない。
この作品を読んで、ビジネスの原点、極意を感じることができました。
おススメです。
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