今まで、多くの本を読んできました。
中でも、小説ばかり読んできました。
小説家になりたいとか、文学を学びたいとか、そういった特定の目的があったわけではありません。
本の世界を味わいたい、それだけでした。
それから何十年も経ちました。
振り返ると、自分の人生には、いろんな本との出会いがありました。
と同時に、私は気づきました。
その出会いを、私は次々に忘れてしまっていることに。
月日が経つということは、私たちから奪っていくということでもあります。
忘れることで、私たちは救われることもあれば、悲しくていたたまれなくなることもあります。
だから私は、本を読んだ日記をつけることにしました。
この本と出会って、こんな世界を味わうことができたと記録していこう。
エクセルに簡単な表を作って、作品名と読んだ日と簡単な感想をつけるようになりました。
ですが、そのうちに、もう一つの想いを抱くようになりました。
本にもらったこの感動を、もっと多くの人に知ってもらいたい。
それが、このブログを始めた動機です。
世の中には、数えきれないほどの多くの本があります。
それを全て読むには、私たちの人生はあまりにも短いです。
時間は有限で、私たちが本を読むことができる時間も有限です。
せっかく読むなら、よい本を厳選して、ご紹介したい。
私たちが知らないままになっている、感動を与えてくれる本が、世の中には多くあります。
私が出会えた本も、その中のごくわずかでしかありません。
ですが、いや、だからこそ、私が出会った本で、薦めたいと思う本については、このブログで紹介したいと思うようになりました。
よい本は、人の心を揺り動かします。
私が読んで、あまり感動しなかった本については、このブログでは取り上げていません。
感動した、心が揺り動かされた本について、掲載しています。
また、その中でも、感動に程度の差があるため、☆と点数で表現しています。
よい本との出会いを、このブログでは応援します。
みなさまにとって、本との出会いが実り多きものとなりますよう、お祈りしております。